カルティエの時計 パシャ・タンク
フランスパリの老舗ブランド「カルティエ」の歴史は、1847年に、宝石細工師のルイ・フランソワ・カルティエが、恩師であるアドルフ・ピカールのアトリエを譲り受けたことにより幕を開けた。
三代目の当主ルイ・カルティエは1906年に、世界初の実用腕時計と言うべき「サントス・デュモン」を発表した。
「タンク」は、1917年にルイ・カルティエが戦車のデザインにヒント得て考案され、1919年に誕生した同ブランドを代表する腕時計である。腕時計といえば円形の形状が当たり前だった時代に、スクエア型の形状が特徴的なモデルである。
その後、1922年に「タンク ルイ カルティエ ウォッチ」という名に生まれ変わり、角に丸みを帯びた柔らかな形状へと変化していった。しかし、アールデコの先駆けともいえる直線的なフォルムは、その後も変わることなく継続されている。
「パシャ」は、同じくルイ・カルティエが、モロッコのパシャ(太守)エル・ジャウイ公に「水泳用の防水時計」を依頼されて製作された腕時計である。柔らかな丸みを帯びたケース形状が特徴的である。
その後も次々と新作を発表し、斬新な発想と熟練した技術により確固としたスタイルを築きあげている。
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